鳥取県にそびえる大山(だいせん)。中国地方の最高峰で、伯耆町からもその大きな姿が見えます。先日、その大山に登ってきました。雲海あり、ガスありの、夏山らしい一日の記録です。

登山口へ(標高約780m)

赤い欄干の「だいせん橋」とモンベル大山店。ここが登山の玄関口

スタートは大山寺エリア。赤い欄干の「だいせん橋」を渡ると、夏山登山道の入口です。標高はすでに約780m。ここから山頂を目指します。

ひたすら階段、そして急登

丸太の階段がどこまでも続く。見上げると青空

登山道は、とにかく階段。木の段差と岩場が延々と続きます。傾斜がきつくて、下を見ると転がり落ちそうなくらい。あせらず、休み休み登っていきます。

雲の上に出た(標高1500m付近)

眼下に広がる雲海。下界は雲の下

標高1500mを超えるあたりで、ふと下を見ると一面の雲海。さっきまでいた下界が、雲の下に隠れていました。登った人だけが見られる景色です。

変わりやすい山の天気

ガスが流れる斜面。さっきの青空がうそのよう

山の天気は変わりやすく、青空かと思えば、すぐにガス(霧)に包まれます。気温も下がるので、夏でも羽織るものは必須です。

稜線を行く登山者。山頂はもうすぐ

標高1600mを超えると、視界がひらけた稜線歩き。山頂は目前です。

山頂の木道

貴重な植生を守る木道と保護ネット

山頂付近は、貴重な高山植物を守るために木道が整備されています。足元の緑のネットも、植生を守るためのもの。木道の上を、ありがたく歩かせてもらいます。

山頂エリアの案内板

大山の登山ゴール、弥山(みせん)の標高は1709m。登山口から約900m分を登りきりました。休み休みで、約4時間の道のりでした。

下りはガスの中

ガスの中、谷へと下っていく木道

下りも油断できません。濡れた木道や階段はとても滑りやすく、登りとはちがう緊張感があります。下りで約3時間。登り下りで、計7時間の一日でした。

頂上付近の石室。静かに山を見守っている

石積みの祠が、ガスの中で静かにたたずんでいました。

霧の山頂へ、マイペースで

小学生にも道を譲りながら、歩いては休み、歩いては休み、なんとか体を山頂まで押し上げました。すれ違う方々とあいさつを交わし、「急がずマイペースにね」と励まされながらの登頂です。

山頂は霧に覆われた視界でしたが、霧のダイナミックな動きも、見ていて雄大さを感じさせる絶景でした。写真ではなかなか伝えきれない雲海の魅力がありました。そして、ひんやりと涼しい風。

急がず、一歩ずつ。気づけば、すっかり「うさぎとかめ」の亀の歩き方です。それでもマイペースに登れば、雲の上の景色にちゃんと出会える。大山は、そんな山でした。

次の機会には、少し運動をして、晴れ渡った日に気持ちよく山頂まで登ってみたいと思います。

階段でへばるうさぎの横を、亀がのんびり追い抜いていく

登る前に

夏山シーズンでも、雨具・防寒着・登山靴は必須です。天気が変わりやすい山なので、最新の気象と登山道の情報を確認してから出かけてください。

2026年6月時点の体験記です。